音楽好きの日記

とりあえず音楽について思ったことを書く日記。楽器はギター。

オリジナリティについて

 前回の投稿を書いていたら気になった事があった。

 

 前回の記事について、インスピレーションを得るための方法を挙げていったが、どれも何かを参考にするわけであって、それでオリジナリティのあるものが生まれるのかっていう問題(真似になるのでは?)。

 

 話は変わるが、「ビートルズ以降新しい音楽は生まれていない」という言葉がある。これは昔の言葉であるし、今何かと話題のダンスミュージック(EDM)はビートルズ以降の新しい音楽だと思うし、ビートルズごろに大方のコード進行は出しつくされたという意味でも、コードで作られた新しい曲(オリジナリティ)は今も生まれている。

 

 まずはダンスミュージックの話。ダンスはビートルズ以降の新しい音楽だと思っていて(プロに殴られれそうorz)、じゃあそういった新しい音楽(ジャンル)はどこから生まれるのだろうか?ダンスの歴史についてはこの本(Amazon.co.jp: クラブ・ミュージックの文化誌―ハウス誕生からレイヴ・カルチャーまで: 野田 努, 宝島編集部: 本

に書いてそうだが、いろんな都合で読めない(機会があったら読みたい)ため、予想で考えてみる。

・ダンスには電子音(とターンテーブル)が欠かせない。これらの新しい道具とともに、アーティストが作曲することで、過去の音楽にルーツを持ったり(ハウスはR&Bフィリー・ソウルの影響が強い)、特定の人物の癖が残ったり、新たな要素(四つ打ち、ループ等?)が生まれたりして、新しいジャンルが同時多発的に生まれた?

電子音楽の誕生により、それを使ったアーティスト達の手で、偶然的にジャンルが生まれた?

 

 話は変わり、去年か今年の初め頃、kana-boon等の四つ打ちロックが流行った。四つ打ちロックとは、ロックにダンスの要素である四つ打ちのリズムを取り入れたもので、踊れるロックとも呼ばれる。このように、ある音楽に別の音楽の要素を加えることで新しい音楽(ジャンル)が生まれることもあると思う。

 

 そして、これを書いている途中で気づいたのだが、自分の中の疑問であった、「どうしたら新しい(パクリではない)音楽が生まれるか?」を、先ほどの「ビートルズ以降…」の言葉に引っ張られ、「新しい(パクリではない)音楽とは新しい音楽(ジャンル、手法)でなくてはならない」と考えていたのかもしれない。「ビートルズ以降新しい音楽は生まれていない」は、あくまで新しい手法やジャンルの話であって、それ以降にも新しい(オリジナリティのある)音楽が生まれているのは明らかなので、考えてみれば当たり前の間違いだった。

 

 最後に、オリジナリティとはなんだろうと自分で考えたことについて。例えば、OasisBeatlesに似ていると良く言われていて、自分もdont lock back in angerはImagineに似ていると思う。でも、dont lock back in angerはOasisの曲だと思う。Oasisビートルズを参考にしても、言い換えると同じ方法(フォーマット?)で曲を作ったとしても、別の人間が使うのだから、本人の性格や触れてきた音楽、環境などのフィルターを通すことで別のものができるのかもしれない。また、前々回の記事より、浮かんできたメロディー等で作曲するなら、過去も現在も方法はそんなに変わっていないはず。それなのに新しい音楽が生まれ続けているということは、そんなことを考える必要なんてなくて、気づいたらとかなんとなくとかそういうものなのかもしれない。